白ーい白ーいウェディングドレス。雪降る夜のホワイト・ラブってとこですね。
「ホワイト・ラブ」と言えば、Speedの曲。そして、わたしが最も得意とするカラオケレパートリーのひとつ。
って、どーでもいいですか。
撮影したのは7月だったものの、すぐに引越しし、その後長い間バタバタした為、写真をサーバーにUPできたのは年が変わった1月。冬にお届けするホワイト・ラブなウェディングとなりました。
露出の少ない、ちょっと暑苦しいデザインのドレスなので、真夏にそういうのを着て、汗かきながら突っ立っている花嫁よりも、真冬の肌寒いくらいの教会で挙げてる結婚式を想像する方が、厳かで気持ちが透き通る気がするよね。






ドレス自体についての説明はココ参照。
かなり年季のはいった一品だと思われます。でもね、古かろうがなんだろうが、わたしはこのドレスが大好きなんですよ。
女装始めて以来ずーっと憧れ続け、社会人になってようやく手に入れることが出来た純白のドレス。
これまで4〜5回は着ました。撮影したのはそのうち3回。サイトに掲載したのも3回。
一回だけ着て、写真撮ったらポイっていう衣装多数のわたしにとって、これだけの回数をこなしたものは他にありません。愛着たーっぷりなんですよねえ、ほんと。






と、調子良いこと言ってますけど、ドレスの扱いは褒められたものじゃありませんでした。
本来は、しっかりしたハンガーに掛けて、十分なスペースのあるクローゼットに保管すべきなのでしょう。でも、隠れ女装さんであるわたしには、とてもそんな余裕はなく。
50センチ四方ほどのダンボール箱にぎゅうぎゅうに詰めて、出来るだけ目立たないよう、他の荷物に埋もれさせていました。スカート部の薄めの生地が、おそろしいほど皺々になっているのはこの為です。
今から思うと、防虫剤すら入れず放置していたのに、虫食いがどこにもなかったのはラッキーというしかないですわ。






更に決定的なのは、この撮影が終わった直後にドレスとお別れしたこと。
引越し先のキャパの都合上、ほとんどの女装グッズを処分する必要があったんです。二つのボストンバッグに収まるもの以外はすべて。
「それなりに残せるんじゃないの?」と思うかたがおられるかも知れませんが、偽乳やウィッグ、化粧品や靴など諸々こみこみですからね。嵩張る衣装なんて絶対不可。
長い間、散財して集めたグッズ数からすれば、絶滅と呼べるほどの状態にしないといけない。
絶滅絶滅、大絶滅ッス。






腰の巨大なリボンはもの凄くしっかりした作りでね。劣悪な保管状況でもよれることなく、綺麗なままでした。リボンだけでも残して、どこかに飾りたいと思ったほど。
まあ、そんな中途半端なことしても悲しくなるだけだし、実際には人目に晒すことも出来ないだろうし。
ということで、撮影終了した次の日、つまり寮を出る日にドレス一式を箱に詰めて、粗大ゴミとして引き取ってもらいました。
おっさんに着られて生涯を終えるとは、作られた直後のドレスは想像もしていなかったでしょう。でもね、わたしを何度も良い気分にしてくれたのは確かなこと。ありがとうWドレス、そしてさようなら。
(コンテンツはまだもうちょい続きます)

2005.7.18