ちょっと手をあげて、ポーズつけてみたり。

Wドレスを選ぶ時に重視したのは、わたしが ”ドレスとはこうあるべき” と考えているイメージに近いかどうか。オーソドックスさと装飾の多さの両立がポイント。
物色活動の結果は写真の通り。しっかりした袖の付いた、プリンセスラインがその答え。
わたしの政治信条は保守ですが、Wドレスの好みも保守なのであります。






なんかよーわからんが、ヤッホー♪

街中のショーウィンドウに飾ってあるWドレスを見たり、今回のコメントを書くために画像検索をしたりした結果、わかったことがあります。肩と腕をもろ出しにしたスースーしそうなドレスばっかじゃん、だと。
わたしのみたいな、がっしりした長袖は皆無。
これはどうしたことだと、更にググってみると、ドレスの移り変わりという情報に行き着きました。
・1980年代 肩と腕の露出を抑えたデザインが主流。
・1990年代 袖のないドレスが増える。肩のあるローブ・デコルテに近いデザインが主流。
・2000年代 ベアトップが人気になる。肩、腕、背中を出したデザインが主流。
なるほど。流行り廃りを辿ってきたわけね。形状からすると、わたしのは80年代のものであると考えられます。
ドレスを買ったのは1998年。その時点で10年〜20年の間、貸し衣装としてお勤めを果たしてきた中古品だったと。
その割には、傷みや黄ばみなどなく、とても綺麗な状態でした。






それにしてもねえ。Wドレスで検索した結果が、揃いも揃って肩もろ出しのデザインばかりとは。
あまりに画一的じゃないのかな。
まぁ、実際に式場で着られる衣装の種類と、ネットの検索結果が一致するわけでもないので、日本中の花嫁さんがみんな似たようなドレスを選んでるとは思えないですけど。うん、どうなんでしょか。






ベアトップなデザインを否定している訳ではないのですよ。
結婚式では花嫁さんの背中に視線が集まります。そこで、しっかりエステした美しい背中を見せることが出来れば、花嫁さんの面目躍如です。ベアトップが主流になったというのは、清楚さとセクシーさを両立させたいという女性の意識の表れなのでしょうね。
上の写真で、袖をとり外した図を想像してみてください。上半身を大きく露出したところを。そりゃあ、色気という点では比較にならないでしょう。花嫁さんを見ている参列者、ましてやその花嫁さんが隣に立ってくれる花婿さんは、ビックンビックンすること間違いなし。






やっぱよーわからんけど、イェイ!
その場の思いつきでとってるポーズなので、何か意味があるのかなんて聞いたりしないように。

長々と書いてきたことは結局、選択肢は多い方がいいですね、ということ。
一生に一度(+α)の結婚式、自分の理想とするドレスを着たいじゃないですか。それがもし、式場側やドレスメーカー側やデザイナー達の思惑で特定の方向にのみ誘導されるのであれば、うーん、そいつはどうなの?と思うのです。
わたしはただの女装さんであって、結婚式に着るドレスを選ぶという経験は絶対にしないでしょうけど、世の花嫁さん達にとって、選択の場に自由さが溢れていることを祈っている今日この頃なのです。






前回の写真UP時、「背中に大きなリボンが付いていて、それがすっごいお気に入り。次にWドレス着た時には撮影するぜ」 と言ってました。
これがそのリボン。ほんとでかいっしょ。肩幅くらいあるように見えます。高速で羽ばたけば、空でも飛べるんじゃないかという....はい、言い過ぎました。
でも、多くの女性の生涯の中で、最も大きいリボンを付けるのは結婚式の時である。というのは、さほど言い過ぎじゃないでしょう、きっと。

2003.1.2