ウェディングドレス2号です。
いやあ、本当の女性でも一生に一度しか着られない人が多いってのに、オッサンながら二回もWドレスを着ることが出来るなんて、ぼかあ幸せ者だなあ。女装の神様に感謝。

Wドレス1号同様、このドレスも中古です。ただ、入手元が違っててね。1号が通販ショップだったのに対して、2号は女性の知人から。そう、別のページで紹介したサンタガールの人と同じ。
詳しくは言えませんが、このWドレスは女性が結婚式で着たものではなく、仕事関係で持っていたんだって。






2号ドレスをわたしなりに表現すれば、「フェチ向けツルテカドレス」 。
見た目にわかり易い華がてんこ盛りみたいな。
光沢生地をふんだんに使い、これでもかと押し出している点。きらびやかなレースを目立つ所に重点的にあしらっている点。それに、最大の特徴とも言える長く延びたトレーン(ドレスの裾)。袖口に並ぶボタンも、フェチ心をくすぐります。
さっきとは違う言葉にすると、「綺麗でエロい」。これに尽きますな。






良い所があれば、そうでない所もあるわけで。
撮影した写真を元オーナーに見せたところ、「スカート広がってないね。パニエ穿かなかった?」 とのこと。
OH!なんてこったい。しっかり穿いてたってーの!
わたしともあろう者が、そんな初心者みたいなミスするもんですか。
ん、ああ、でもなあ。パニエはパニエでも、メイドコス用に買ったミニ丈の奴だったんだよね、てへ。
裾の方には効果なく、完全にボリューム不足。オッサンのいい加減さが出てしまったわい。

ここで1号について触れときます。このドレスはパニエ内蔵。ドレスさえ用意すれば、綺麗に着られるという親切設計。現物を見て実感していただけないのが残念ですが、もの凄い量の生地が使われてます。
全体的には、派手さ控えめ且つ重厚な作りだと思います。背中のファスナー部は二重構造。スカートはパニエも含めて少なくとも四層構造になってる。光沢生地も結構な部分で使われているものの、半透明の生地を上から被せて目立たなくしたり、光沢そのものもツルツルさを抑えたお上品なものであったり。
花をモチーフにした装飾部は厚みがあって立体的。腰の大きなリボンは何があっても型崩れしそうにないほどがっしりしてる。一見、可愛い可愛いドレスですが、実態は質実剛健。

2号は華やかに見せるテクニックをつぎ込んでいるものの、作りはシンプル。と言うかちょっと簡素。
わたしら世代の男子には、技の1号、力の2号というフレーズが魂に刷り込まれてますよね。
なにかにつけ、これを当て嵌めて考えがちなのですけど、わたしのWドレスについてはその逆。力の1号、技の2号というのがぴったりな気がします。

2003.7.5