2024年の新作として公開する写真はこれで最後。オフホワイトで大人しめなデザインのスリップです。
既に公開した軍服ロリなど、他のアイテムと共に撮影したのが三月。以来、春夏秋冬に渡って写真修整&テキスト打ちを続けてきました。今のわたしのペースからすると、年に一回撮影すれば、その年はもうお腹一杯になる感じですね。






写真に写っているスリップ、実はとても思い入れがあるものでして。
わたしが本格的に女装を始めようとした際、最も早く購入したアイテム。すなわち、”始祖のスリップ”と呼べる存在なのです。
女性物のなにかに触れるだけで、アソコが暴走していた立ち上げ期から、思いつきで撮影を始めた黎明期、わたしなりの女装スタイルが固まる頃まで大活躍。華やかさは控えめであるものの、その分、女性が普段の生活で使っているシーンを想像し易く、身に着けた際の”女になってしまった気分”を盛り上げてくれたのでした。
ただ、その地味さが、まっとうに撮影することの支障になったのは確か。
撮影手法が確立してきた時期は、アイテムの購入も盛んになっていた時期でもあって、ボーナスシーズンを中心として次々に新しい下着や服が加わっていたのです。もちろん、スリップもね。色も丈もデザインも、様々なものがどんどんと。
カメラマンであるわたしとしては、写り栄えを考慮して、後続のスリップを優先させ続けてきたというね。






今回、このスリップを取り上げた理由を簡単に言えば、「ええ加減撮っておかないとやばそうだし、他に撮るべきものもなかったから」です。もの凄くお世話になった恩人に対して、ちょっと失礼な表現かもしれませんが、これが正直なところ。
ここ何年かのわたしの女装に関する考えは、
・所持するアイテムは徹底的にスリム化し、必要最小限のもののみとする。
・いつまで続けられるかわからない。
です。このことを頭に入れて頂いたあなたに、三月に撮影するメンバーを検討した際のわたしの心の声を届けると、
「メインは軍服ロリで、サブはレザー。せっかくやから何か下着も入れたい。何にしよかな。可愛い系のはもう一通り撮影済みやし。原点回帰でスリップとか。あーでもスリップも新しいのは無いなあ。ん、そう言えば他のと比べて露出の少ないのがあった。これか。ずーっと後回しにしとった。これ撮らんと死んだら、やっぱ後悔するやろな」
始祖スリップの写真を遂に、まとまった量どーんと公開したのはこれが理由。
メンバー選定が終わった時、わたしはスリップに囁き掛けました。
「ずっと待たせてごめんな。撮影が済んでも一緒にいよう。わたしが死ぬ直前までは手放さへん。だって死んだ後、持ち物の中に君がいるのを見つけられたら、生前のわたしの人格が疑われちゃうし」






スリップをGETした当時は、男丸出しな異性装者だったわたしも、今ではアソコを切除して、すっきりスリップの裾を捲られるようになりました。






嘘です。

2024.3.15