これまでのページで、銃の選択に迷った旨、述べてきました。
実は実は、剣についてもそうだったのです。もう、何もかもみな迷ってたみたいな。
まず頭に浮かんだのはサーベル。ロリィタワンピースのテイストからして、やはり西洋的なサーベルが良いだろうと。
ヤフオクやネットショップを漁ってみたところの感想としては、「ふっるーい(古い)」、「サビサビー(錆びている)」、「キレテるー(刃の部分が途中で切断されている)」なのが多いということ。
当時物といって昭和初期頃までかな、昔の軍や警察で使われたという品物が多数ありました。こういうのは骨董品屋さんとか古物商が出品者なんですかね。品質はピンキリ。
最近作られたと思えるような模造刀もありました。さすがにこういうのには錆や色褪せがなく、綺麗な外見でしたが、出品数はかなり少なめ。
肝心のお値段については、オークションの場合、まずまずの品質で初期設定価格も手頃だった商品が、最終的に”うわっ!”と声が出るほどの価格になったケースがよくありました。わたしが考えていた以上に、この手の愛好家がいるんだな〜と勉強になった次第。






わたしには古い刀剣を愛でる趣味はなく、女装の小道具にしたいだけですからねえ。
銃以上のお金をかけるのはちょっと.....なのです。
じゃあ、サーベルじゃない剣も探してみるべ、ということで目を付けたのが、旧日本海軍の短剣。
”指揮刀”とも呼ばれており、刀身の長さはサーベルの半分ほど。鞘には綺麗な装飾が施されているのがデフォルトな模様。品質や価格のバラつきはサーベルよりも小さめで、購入するにあたってのハードルはサーベルより低そう。
こちらを重視しようと気持ちが傾いたこともあったのですがね。結局、踏ん切りを付けられず....。
やっぱ短剣だし写真栄えはどうかな〜とか、かなり儀礼的なので今回のキャラ設定にそぐわないのでは〜と思ったり。
だったらシンプルな銃剣ではどうだろ、大型のナイフという手もあるのでは?等々、考えが発散してしまう状況に。
当然ながら、後から出てくる案ほど、泡沫候補っぽさが強くなっていく訳で。興味のある場所が、太い幹からどんどん末梢に流れて行って、また幹に戻るというような。
完全な堂々巡り。実際、次いつ撮影できるか見通しが立たない中、頭を働かすモチベーションそのものが鈍っていきました。






しかーし、遂に、トゥイニ、TSUINI、冬眠から覚める時が来たのです。
「女装する絶好の機会キターッ!あ、でも持ち物決まってねーやんか!!」
ということで、否応なく決断。手元にある日本刀を採用することとしました。
剣選びの堂々巡りをしている間、敢えて日本刀は候補から外していたんです。アイテムの多くを新調した軍服ロリ編ですし、剣にも新鮮さが欲しいじゃないですか。それが、既に二度も登場させた日本刀に頼らざるを得ないとは。
最もお金のかからない選択をしてしまった、わたし。拳銃選びと同じじゃあるかまいか。
♪貧しさに負けた〜、いえ世間に負けた〜






駄目だ駄目だ駄目だ。こんな辛気臭い文章ばっかり書いて、自虐的な歌うたってちゃ駄目だ。
日本には、『二度あることは三度ある』や『三度目の正直』という言葉があるんですよ。
うちのサイトで日本刀が三度目の登場となるのは、運命的なことだったのです。
前の二回がスーツとの組み合わせだったのに対して、今回はロリィタとはいえ軍服。紛うことなき戦闘服。日本刀の身になって考えれば、「ついにキターッ!」だよ、絶対。
腰にぶら下げてじっとしている分には、サーベルの西洋チックさは確かに魅力的。いまだにそういう自分の姿を見てみたかったという気持ちはあります。でもね、抜刀後の迫力や多様なポーズの取り易さは日本刀だろうな、と。
戦場にて自ら先頭に立って斬り込んでいく女神ですからね、わたしのキャラ設定は。非戦闘時の立ち姿よりも、剛剣を構えた姿を優先することは正解中の正解なんです。
あとさ、日本刀を持った剣豪はいますけど、サーベルを持った剣豪ってどこかにいる??とも言い添えておきます。






日本刀を持つにあたり、工夫したことがちょっとだけあります。
外国っぽさのもとになる帽子と、素材的にそれと対になる手袋、そしてケープを纏う際に邪魔になるコサージュを外したこと。
帽子を取ったことに付随して、いつものウィッグに変えたこと。
ここだけの話、お姫様カットのウィッグは頭頂部が異様に小さくてですね。帽子で隠しておかないと、ウィッグのいびつさが露見する。”人間の頭やないやろソレ”な印象を与えてしまう為です。
以上の通りチャラチャラしたものを省くことによって、質実剛健ロリになったと思いません?
侍ロリィタっていうジャンルはもうあるのかな。なかったら、わたしが第一号ってことで^^






軍服ロリ編を実現させた結果、わたしの中のあることに変化が起こりました。
女装を除いたわたしの趣味といえば、
@ミリタリー系プラモデルやガンプラの収集
Aトイガン収集
B1/6フィギュアの収集
が主なもの。@は大阪や千葉に住んでいた頃からずっと続けてきたのですが、ABはもう十年近く途絶えてたのです。それが、「H&K G3 SAS」を買ったことをきっかけに、鉄砲心が再燃しまして。
G3以降、四丁のトイガンを買いました。更にもう何丁か物色中。
これが何を意味するかわかります?
何時まで女装を続けるのか、という事について、「手元にある銃をすべて紹介し終えるまで」と公言してきました。
軍服ロリ開始前の未紹介銃は三丁。それがもし、十丁になったとしたら。
一回の撮影ですべて取り上げるのは非現実的。三回〜四回は必要と考えるのが無難でしょう。
で、撮影間隔を今回と同程度とすると、紹介が完了するのは八〜十年後。
わたしは生きているのであろうか、ハハハのハ。
最近買った銃には個性きついものもあってさ。普段着やスーツには似合わなさそう。当然、衣装も個性的なのが望ましい。
ここで甘ロリ姿の自分を想像しちゃうと、ウッぷ!と胃の中のものがこみ上げてくるのだけど、辛口のゴスロリ程度ならあと一回くらいはいけるかな。日本最高齢のロリ女装さんになったりして。

などと今後の展望まで描かせることとなった軍服ロリ編はこのページで最後です。
長らくのご精読ありがとうございました。再見!

2024.3.15