めったに新作写真を撮ることが出来ないので、日々ちまちまと旧作のリニューアルを続けているわたしですが、修整して蓄積した画像のファイルサイズがとんでもない大きさになってきまして、うちのHDD環境を圧迫するようになりました。 PC内蔵HDD+外付けHDD二つがうちのメインの環境。それなりの容量があるので、これまでかなり杜撰な使い方をしてきたのですよね。なので、公私に渡って冗長なものや不用なファイルがかなりある筈。 今後のためにもと、数日に渡って大掃除をした際、今回UPしたデータを見つけたのです。 撮影した当時のわたしの修整スキルでは扱いきれず、ボツにした写真たち。その後、いつの間にか見当たらなくなって、誤って消去してしまったと思っていた写真たち。 それがね、HDDの中をがわさわさしている時に、ポンと出てきたのです。 「えー、こんなとこにあったのか〜!?」 ここだけの話、まさに灯台下暗しな状況だったと。 |
では掘り出したものを紹介しましょう。バニーちゃんイン・ザ・ホテルでーす! 「三回目じゃん。バニーは飽きた」 なんて言わないでよ。バニーちゃんの後ろの文字に注目。 わたしの長い女装史の中で、唯一ホテルで撮った写真なのです。 世の女装さんの中には、撮影目的であれ、それ以外であれ、ホテルを利用されているかたが多数おられますね。ホテルで撮った写真も、ネットには溢れてる。 やっぱホテルって良いよね。お洒落で綺麗だし、なんとも言えない雰囲気がある。女装さんの美しさも引き上げてくれるよ、きっと。 古びた借家(大阪)、狭苦しい会社の寮(千葉)と、貧乏臭い部屋で撮影してきた身としては羨ましいこと羨ましいこと。 |
そんなわたしが、奈良に引っ越してきて環境ががらりと変わったのを機に、一発やってやるかと。 なけなしの小遣いをやりくりして、ホテル代を捻出してやりましたさ。 後ろのカーテン、ゴージャスだと思わない? うちのコンテンツで背景がカーテンというと、会社の寮で撮影したものが該当するものの、比べるのもおこがましいような品質の差があります。 よっしゃあ、気合が入るぜ!ってことで、なんかよーわからんけどファイティングポーズ!! |
今回、わたしが使ったのは大阪府堺市にあるホテル。コストパフォーマンスを最優先して、そこそこのお値段でそれなりに見栄えのする部屋をネットで予約。スーツケースに数着の衣装とその他女装グッズ、撮影機材、それに忘れちゃいけない鉄砲も数丁。色々なものを詰め込めるだけ詰め込んで奈良から大阪へLet's GO! まだ陽の高い頃、可能な限り早い時間にチェックインしました。 荷物チェックされて、鉄砲や女物のあれこれが見つかったら面倒くさいことになるな〜とドキドキしたものの、そういうことをされることは無く、逆に嬉しいお言葉が。 「ちょうど空いているので、ランクが上のお部屋をお取りしました」とのこと。 予約したのより良い部屋を割り当ててくれたのです。もち、宿泊料は予約した金額そのまんまで。これは想定外。日頃の行いが良いからかな。ありがとう、ホテルのフロントの人。ありがとう、女装の神様。 |
通されたのは、シービューを謳っている上層階の部屋。わたしの後ろのカーテンを開くと、こういう光景が広がってました。 「ヨットだ、おっしゃれ〜」と言いたいところですが、すぐ傍に工業地帯的な施設が並んでおり、心和むかと言えば微妙。せめて、スカッと晴れていれば、明石海峡大橋や淡路島まで望められるそうなので、印象変わったかも知れないね。 もし、わたしの部屋が陸側に面していたら、昨年、世界遺産に登録された百舌鳥の古墳群を眺めることが出来た可能性有り。仁徳天皇陵なんて、傍から見ればただの森。でも、このホテルからだと前方後円墳だと認識できるのかしらん。 さて、このホテルがなんという名前か、これまでの文章と画像をヒントにすれば結構簡単にわかると思います。興味あるかたはググッてみてちょ。 わたしの実家がこのホテルに近くてね、実家から会社に通っていた頃は、通勤時に毎日このホテルを仰ぎ見ていました。淡い憧れを抱いていたホテルで、バニーちゃんの撮影をすることになるとは......感慨深いものがありますな。 |
2006.11.11 |