事務職風な彼女には事務所風な椅子を。
わたしが小道具として使う椅子たちの中で、オフィスに置いて最も違和感のない一脚に御登場いただきました。
うむ、ちょっと仰々しいかな。これまで衣装の種類を問わず、何度も撮影に使われてきた働き者であります。






しかし、長い付き合いだわ、ほんと。かなり初期のコンテンツにもう、その姿が認められます。
自分の脛齧り具合を吐露するようでアレなんですけど、わたしが実家外に新しい部屋を借りる時、親にかなり力の入ったPCデスクを買っていただきまして、それとセットになってたのがこの椅子です。
頑丈で多機能、そしてもの凄く重い。






通常、自宅二階にあるわたしの部屋に置いていて、撮影で必要になった時に一階まで降ろします。
ほぼ分解できない作りなので、重くてごついままえっちらおっちら運ぶのです。こんなデカ物を抱えて、狭くて急な階段を降りるのは、なかなかの重労働ですよ。






撮影前に予めこの椅子を出そうと決めてある場合はまだまし。素のおっさんとして、ウリャ!と力入れられるので。
でもですね、何事にも行き当たりばったりなのが、わたしの基本方針。撮影途中に、「ここはやっぱりあの椅子しかない!」となる時もあったり。
普段は雑でだらしないわたしでも、女装するとそれなりの仕草になるのなあ〜と悦に入ったりするのですが、それは衣装の制約によるところ大です。あのね、タイトスカート穿いて、ドドドッと階段上ったり、股開いてしゃがんだりするのが、どれだけ難しいことか。自ずと挙動が女らしくなり、パワー30%ダウンみたいになるわけです。





そんな女装状態のわたしが、クソ重たい椅子を運ぶだなんて、まさに苦行.....。
でもでも、コンテンツ製作者としての熱い思いが、心を折ることを許してくれないんですよねえ。
今回、そういう状況が発生していたか否かはまた別途。






いやあ、太い。我ながら見事な太さ。
これこそ大根足というに相応しい。まさにニョキッと生えているというのがぴったり、みたいな。
だがBut,敢えて写真載せまくってやりますよ。
痩せぎすの女性とぽっちゃりな女性がいたら、どちらを選ぶか?と問われれば、後者を選ぶ男性が多いと信じているわたしであって、当然、わたしもぽっちゃり好きな一人。写真くらいの肉付きなんて、ぜーんぜん気にならないッス。






立っている時は膝上くらいまであるスカートが、座ると結構捲れ上がるものですね。
こういう太ももを見ると、真っ先に”すりすり”という言葉が浮かんでくるわたしはダメですか。
骨ばった脚より、毛深い脚より、黒ストッキングの脚より、肉々しくって生々しい脚が良い。マジックで【肉】と書きたくなるような脚が。






最後に豆知識。
大根足についてネットで調べていたら、元々は褒め言葉だったということを知りました。
平安時代というからかなりの昔。大根足は美脚を意味していたと。当時の大根は現在のようなボリュームがなく、細くて色の白い脚を大根と表現していたのだって。
また別の情報もあってですね、
・しっかりしていて、健康的。
・泥に汚れていても、洗えば白さを取り戻す。
という足を大根に準えたと。農家の人からすると、”健康的で立派な働き者”を指す言葉なのだとか。
ふむ、すんなり納得できるなあ。
椅子でもなんでも運んだるわい!という感じ。

2019.4.30