黒いドレスです。
大きく開いたネックライン、胴体と袖のシャーリング、レースたっぷりのスカートが特徴。
長袖ということもあって、デザインに重厚さを感じますね。
わたしには、シャーリングで皺々になっているところが、ゴジラとレッドキングの体表を足して2で割ったように見えたりします。初代ゴジラの体重2万t、初代レッドキングの体重2万t、足して割っても2万t。これだけの重さあるなら、重厚にもなるってものです。
あともう一点、この写真の中には特徴的なことがあります。それはなーんだ。

簡単ですよね。とっても簡単。超簡単。
わたしの髪が短くなったんです。もうね、バッサリと。
ま、地毛じゃないんで、バッサリと言ってもウィッグとっ替えただけですけども。






このサイト史上、ショートヘアーは2度目。
一度目はここ
この時のウィッグは既にお亡くなりになってます。
今回のは、先代を葬った後、かなり時間経ってから我が家に来たもの。ネットでウィッグのカタログを眺めている時、「やっぱりショートの一つくらい、持っててもいいよな」って。
何か魂を突き動かすものがボワボワ湧いてきて注文ボタンをぽちっと。
ただ、買うには買ったものの、当時溜まっていた撮影候補の衣装を見返すに、やっぱロングの方がいいやと思えるものばっかでね。 あまりに長いことロングでやってきたので、つい慣れたウィッグに手が伸びてしまいがちでもあり、いつしかショートのウィッグは箪笥の肥やしと化してしまったのでした。

黒のドレスを撮影するぞ!と決めた時にも、ウィッグについては、いつものロングでいいだろうって漠然と考えてました。気持ちが変わったのは、ドレスを着た後、アクセサリーを付けるため鏡に向かった時。
長い毛があると邪魔になるので、地毛のままだったのです。普通のオッサンそのまんまの短髪ってこと。
ところが奥さん、鏡に写った自分の姿を見た途端、「短いのいけるやん」と。女性物を着て地毛のままなんて、いつもならキモーッ!としかならないのに、この時だけは違ったんです。
速攻で冬眠中のウィッグのことが頭に浮かんできました。ショートォ、ショートォと呟きながらウィッグを取り出して、合体。今回の撮影準備完了となった次第。






ドレスのデザインからすると、首から肩の露出部分は、ミニスカートと二―ソックスから成る絶対領域に近い意味を持つのではないでしょうか。
であるならば、そこを下手なロン毛で隠すというのは野暮中の野暮です。ショートこそが正解。

なんて偉そばってますが、ほんと言うと修整に着手するまでの間、 「公開出来るレベルの写真になるのであろうか」と不安でもあったのですよね。
ロングだと少々髪がボサボサでも、それなりの見かけにはなります。でも、ショートは写真に写る領域が狭い分、見せ方が難しい。ここだけの話、結構修整しました。
イメチェンうまくできたでしょうか。どうですかね。
機会あれば、また新しいショート・ウィッグ試してみたいな〜と思います、はい。

2013.12.22