一発目の武器はMG42.
WWU中、ドイツ軍が使っていた機関銃。生産のし易さ,堅牢さ,扱い易さ,性能、どれをとっても高いレベルにある優秀なモデルです。 実銃の口径7.92mm、発射速度1200発/分、全長1230mm、重量11.6kg. 今回の武装メイド撮影の主眼は、このMG42を存分に撮りきることでした。 わたしが持っている銃の中で、MG42の存在感は一頭地を抜いています。金属と木材のみで構成された本体は、巨大なサイズが持つ威圧感に加え、他のトイガンにはない本物らしさ溢れる質感を発散しています。まさしく別格。 その圧倒的で特別なMG42、うちのサイトでは今までに二度掲載してきました。此度のメイドで三回目。一つのモデルを三度も撮影したのは、MG42だけです。 でもね、銃の魅力を引き出せたか?わたしが満足する写真が撮れたか?というと、うーむなんです。 なにせ、過去二回でお披露目した絵は三枚。ベタ褒めしておきながら、扱いは反比例しているとしか言いようが無い。 たった一回の撮影で、MG42を超える枚数を載せた銃なんて、ざらにあるのに。 強烈な存在感故、それに見合う衣装にもなかなか出会えなかったんですよね。 そんなわたしがGETしたクルシファイ。これ以上、武装が似合う女子服をわたしは知りません。 最強と最強の組み合わせ。燃えまくりですよ、あなた。 自己採点ながら、十二分に目的を達成出来たと考えます。 |
ここで、MG42とわたしの関わりに触れときます。 はじめてこの銃の名に触れたのは、記憶にある限り、「丸」という雑誌の付録を読んだ時でした。 「第2次大戦 ドイツ陸海空軍装備大事典」という100ページほどの冊子。 少ないページ数ながら、様々な兵器のことが解説されていて、何度も読み返したものです。 ただ、この本に触れていたのは、わたくし幼少の頃。軍事少年の関心度比率は、艦船5割、航空機3割、戦車・装甲車1割、その他1割というところ。 銃などの小火器はその他に入るのですが、お子ちゃまだったわたしとしては、ワルサーやルガーなど有名な拳銃には目が向いても、機関銃となると 「ふーん」 で終わってました。 MG42のことをいいな〜と思ったのは、かなり後になってから。 きっかけは、1991年の「ケルベロス-地獄の番犬」という映画。押井守氏原作のケルベロス・サーガと呼ばれる作品群の一つ。 作品によって細かい差異はありますが、基本的に、ドイツ・イタリア枢軸側と日本・イギリス同盟との間でWWUが行われた結果、ドイツ軍に占領された敗戦国日本を舞台にするお話達です。 ちょっと長いですが、以下、Wikipediaより。 『あの決定的な敗戦から数十年、第二次世界大戦の戦敗国・日本。戦勝国・ドイツによる占領統治下の混迷からようやく抜け出し、国際社会への復帰のために強行された経済政策は、失業者と凶悪犯罪の増加、また、セクトと呼ばれる過激派集団の形成を促し、本来それらに対応するはずの自治体警察の能力を超えた武装闘争が、深刻な社会問題と化していた。 政府は、国家警察への昇格を目論む自治警を牽制し、同時に自衛隊の治安出動を回避するため、高い戦闘力を持つ警察機関(いわゆる警察軍)として「首都圏治安警察機構」、通称「首都警」を組織した。セクトとの武力闘争の中で首都警は重武装化の道をひた走り、中でもドイツが戦時中に使用した動甲冑「プロテクトギア」に身を固め、MG34などの重火器で武装した首都警警備部特機隊、通称「ケルベロス」の名は犯罪者やテロリスト達を震え上がらせた。 しかし、行き過ぎた武装化は国民の反発や自治警・公安部などとの軋轢を招き、特機隊は次第に孤立を深めていく。そして、歴史は彼らに重要かつ最終的な役割を与える事となった…』 簡単に言うと、過激派組織に対抗して作られた超過激な警察組織が瓦解する話。 更に簡単に言うと、プロテクトギアというドイツ軍マニアが考えた動甲冑が適当に暴れる話と言えましょう。ドイツ軍好き,滅びの美学好き,押井守氏の辛気臭さ好きには堪らんのでしょうね、きっと。 わたし的には、動甲冑のデザインがツボにはまりました。 「ケルベロス-地獄の番犬」 のクライマックスで、プロテクトギアを装着した主人公がMG42を撃つシーン。サーガ中の後続作品 「人狼 JIN-ROH」 で特機隊がMG42を一斉射撃するシーン。 破壊の権化のようなプロテクトギアが構える長大なMG42が、強烈な印象をわたしに残したのでした。 |
じゃあ、プロテクトギアってどんなの? という疑問にお答えするべく、写真載せときます。タカラ社製の1/6フィギュアです。 作品が変わる度にデザインがころころ変わり、大人の事情で主武装もMG34だったりMG42になったりするギアさんですが、わたしが最も好きなのがこのバージョン。フィギュアオリジナルデザインです。 もうね、痺れますわ。 クルシファイと比べてみて、共通点あると思いません? ショルダーアーマー=肩の膨らみ 腕部アーマー,楯=カフス 腰部アーマー=スカート,エプロン 胸部アーマー=でかいおっぱい これで、わたしがヴァンパイアの如き真っ赤なカラコンでも付ければ、完全一致になると言っても過言ではないでしょう。 うちには他にもギアさんがいるので、ついでに紹介しちゃいます。 右端はさっきのギアさん。左端は、同じタカラ社の女型ギアさん。真ん中はドラゴン社製の地獄の番犬版ギアさん。真ん中の人はかなりカスタム入れていて、素の商品と比べるとかなりカッチョよくなってるんじゃないかな、と考えております。 閑話休題。 ケルベロス・サーガに触発されてMG42に多大なる興味を持っていたわたしの前に現れたのが、松栄製作所のエアーガンMG42. 写真に写ってる奴です。 製作者の情熱溢れる、ハンドメイドに近い一品であり、お値段もそれなり。 これまでの人生の中で、最も可処分所得の多かった当時のわたしでなければカタログを眺めるだけで終わっていたでしょう。 いきつけのガンショップで注文してから、納品まで長いこと待たされたなあ。馬鹿でかい箱を抱えて、阪堺線で家まで持ち帰ったのを今でも覚えてますよ。 Nice決断当時のわたし。Welcome MG42! |
初登場、我が家の階段。 今年の目標の一つに、リビング以外の場所の活用というのがありましてね。第一弾として階段を使った次第。前に使っていた秘密基地でも階段で撮影したことがあり、わたし的には手堅いアイテムです。既出の階段と比べると、家屋の築年数の違いがよくわかるでしょう(^^) |
2013.6.1 |