ビショップスリーブって、ふんわり柔らかな印象があり、女性物の服ではよく使われてきたアイテムではないかと思ったのですけど、じゃあ実際に街中で見かけた記憶があるかと言えば......ないんですよね、これが。 普段着とするには、ちょっと鬱陶しいところがあるから? 炊事したり、後片付けなんてすると、袖びしょびしょになりそうですもんね。 わたし的に、”馴染みがありそうで、実はないものの一事例”と言えそうなビショップスリーブ。でも、映画の中でなら、はっきり目撃したことがありました。 |
映画のタイトルは、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」。1994年の作品です。 主な出演者は、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、アントニオ・バンデラス、クリスチャン・スレーター。 当時の若手人気俳優を集めたアイドル集合的な一品かと思いきや、予想外にまともな内容でした。 まあ、まともとは言っても、題名通りヴァンパイア(吸血鬼)が主役の話なので、お堅い映画が好きな人には、ふーんで終わってしまうのでしょうけどね。 |
じゃあ、その吸血鬼映画のどこにビショップスリーブが出てくるのか? トム様やブラピが着まくってるのですよ。 物語は、18世紀末のアメリカから始まります。現代人からすれば、ちょいと仰々しい衣装に身を包んだ主役の二人(トム&ブラピ)。彼らの袖を見てみれば、わたしが着た服の数倍ボワーッとしているであろう膨らみが。これこそ究極にして至高の、且つ最強のビショップスリーブですわ。 ビラピが顔を白塗りにして、Lightなコンタクトを嵌めた図は正直ちょっとキモイのですが、逆にトム様はこれぞ吸血鬼という存在感を出していました。 わたしはヴァンパイア映画が好きで、今まで色々観てきましたが、トム様ほど美しくて、妖しくて、暴力的で、胡散臭い吸血鬼は他にいないと思ってます。 |
ヴァンパイア映画の話を出したからには、最後まで引っ張りますよ。 マイ・ベスト5の発表です、シャーッ\(`◇´)/ ◆第5位 「アンダーワールド」 2003年 吸血鬼族と狼男族との抗争を描いた映画。 ビザールファッションに身を包んだヒロイン(ケイト・ベッキンセイル)のかっちょいいアクションが見もの。彼女は吸血鬼側の腕利きの処刑人。彼女と、潜在能力はあるんだけど、もひとつ頼りない彼氏との恋愛も大きなテーマ。 ◆第4位 「ドラキュラ」 1992年 巨匠フランシス・コッポラの作品。 ドラキュラ伯爵と、彼の亡妻にうり二つのヒロインとの恋愛がメインテーマ。巨匠製作だけあって、キャストが豪華(ゲイリー・オールドマン、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー)。 全編おどろおどろしい雰囲気漂う、まっとうな吸血鬼映画。 |
◆第3位 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 200年生き続ける男(ブラピ)がルポライターに語る、吸血鬼達の愛憎物語。 −超イカシテル吸血鬼なトム様 −トム様に気にいられて&咬まれて吸血鬼になったブラピ。 トム様だけでなく、何故かみんなに好かれるブラピ。 −ブラピとトム様に吸血鬼にされた少女。 数十年経って心は大人になったものの、身体は子供のままの少女の怒りと哀しみ。 という辺りがポイント。 ◆第2位 「ブレイド2」 2002年 ヴァンパイアと人間の混血で、吸血鬼ハンターをしている主人公ブレイド(ウェズリー・スナイプス)。 日夜戦っているブレイドと吸血鬼達の前に、共通の敵と成り得る死神族「リーパーズ」が現れる。ブレイドは、本来彼を倒す為に結成された吸血鬼の精鋭部隊と手を組んで、リーパーズに立ち向かう。 ブレイドとリーパーズの親玉の肉弾バトルは、男子なら必ず燃えます。 |
◆第1位 「バンパイアハンターD」 2000年 日本のアニメ。監督・川尻善昭、原作・菊池秀行。 「貴族」と呼ばれる吸血鬼によって、人類が支配された未来の世界。貴族と人間との混血児である主人公『D』は、人間に雇われて貴族を狩る凄腕のバンパイアハンターだった。 貴族にさらわれた女性を追う『D』と、他のハンター達。しかし、実は貴族と女性は深く愛し合っており、誰からも干渉を受けない世界へ旅立とうとしていた。 −とにかく美しくて強い主人公 −登場人物がみんなキャラが立っている。個々の能力を活かしたバトルが連続し、飽きることがない。 −ラスト、貴族が別世界へ旅立つシーンが泣ける。 貴族と人間との恋愛が主軸になるものの、馴れ初めが描かれていない為、いまいち彼らに感情移入出来ないのが難点ですが、アクション満載のワクワクドキドキなストーリー展開や、哀しいながらも救いのある結末を迎える、とても魅力的な作品だと思います。 |
ベストの説明はここまで。 選外だけど、あと二本、わたしが期待しているヴァンパイア映画も紹介しておきます。 ◆「ドラゴンvs7人の吸血鬼」 ちっちゃい頃、TVで一度だけ観た映画。ストーリーはきれいさっぱり忘れてしまったが、強烈な一本だったという印象のみ残ってる。是非、今時な映像技術でリメイクして欲しい。 ◆「ぼくのエリ 200歳の少女」 吸血鬼映画好きから高評価を受けている映画。スウェーデン製というのが渋い。 これを観たら、ベスト5の順位が入れ替わるのでは?と考えている今日この頃。 ああ、言いたいことが言えてスッキリしました。写真とは関係ないネタになっちゃったけどね(^^ゞ 最後に、わたしもちょいと吸ってみました -> チューっとな! |
2011.7.20 |