今回の主役はコルセット。 三年前に一度撮影したものの、生活感丸出しの布団の上で寝転んでる写真しかなく、素のわたしがおかずにするにはかなり厳しい品質であった為、状況改善を図ってみました。 コルセットが何者かを簡単に言うと、ある程度の弾力を持った骨(ボーン)を仕込んだ生地を身体に巻き付けて、背中側で編み上げている紐を締めることにより、ぎゅーっと括れたウェストを作る下着です。 より実用的で機能的な補正下着が出回っている現在では、そんな下着あったっけー的な立ち位置になりましたが、そのデザインからビザールな人やフェチな人には好まれていると思います。 |
わたしもそんな一人。 社会人になって、女装再開した初期の頃から欲しい欲しいと思ってましてね。一念発起してオーダーメイドしたのが写真のコルセット。英国の老舗ブランド・AXFORDS社製のオーバーバストタイプです。 淡いピンク色で、レースのフリルが付いた可愛い系な外観してますけど、ものごっつい硬いボーンが何本も入っていて、見た目から想像する以上にガチガチギュウギュウに身体を締め上げてくれます。 寸胴と言うか、ビア樽のようなわたしのお腹でも、軽く括れてるように見えませんか? |
コンテンツのフェチ度を上げる為に、ロンググローブとストッキングを組み合わせました。 どうでしょう、コルセットが持つクラシカルな雰囲気に合いまくってるんじゃあないですか。 と、自画自賛しておきます。 ただし、ストッキングにバックシームがあったなら、よりフェチ度UPに貢献したことは間違いなく、今後の課題として脳髄に刻み込んでおくべきかと。 |
このびっしり並んだハトメが堪らんです。 コルセットの写真を見て最も興奮するのはここですね、わたし的には。 ネットで色んな商品を眺めたり、自分でも幾つかのコルセットを購入して使ってみた結果からすると、ハトメの密度とハトメに通す紐の材質を見れば、体型補正にかけるメーカーの本気度がわかります。 ボーンの強度や縫製のしっかりさというのは、見た目だけだと分かり難い要素ですが、ハトメと紐に関しては誰でも判断し易いんじゃないかな。 言うまでもなく、このページのコルセットは本気MAXで作られてますよ。 締める気満々みたいな。アントニオ猪木のチョーク・スリーパーみたいな。 |
今回のテキストを書く為にコルセットのことを調べた結果、新しい知識を得ることが出来ました。 「フルクローズ」っていう言葉。 どういう意味か分かります? コルセットが限界まで締まった状態、すなわち背中の編み上げが隙間無く閉じた状態のことを指します。 コルセットというのは、購入当初はサイズがきつくて編み上げ部分が開いていても、着用を続けることで徐々に体型が矯正され、やがて完全に閉じられるようになるのだそうです。 コルセットを実用的に使っている方は、ひとつのサイズでフルクローズを達成したら、ワンサイズ小さいコルセットに替えて、次のフルクローズを目指すのだとか。うん、これはもう求道者としての姿勢ですな。 |
フルクローズまであと一歩という図。 個人的な見解を述べさせていただくと、編み上げらしい編み上げを表現するには、適度な隙間が必要だと思うのです。あまりにぴっちり閉まってしまうと、編み上げをアピールしようが無いというか。 美しい隙間の大小はTPOによります。 デザイン上のアクセントとしてアウターに使われる編み上げと、ロングブーツ前面または背面にある編み上げ、そしてテディやベビードール等のランジェリーにおける編み上げ、これらを同一の価値観で測ることはおかしいんじゃないかと。 どんな衣装のどこに使われているかによって、見栄えを良くする隙間の大きさがあると思えます。 コルセットだとどうかというと、わたしは自分の写真に満足してますよ。 欲を言えば、もう少しだけ隙間広ければベストという気もしますが、おかずにするには十分なレベルです、はい。 |