今回のもう一つのポイントは、「ワルい女」。
ズバリ言ってしまいましょう。イメージしたのは、峰不二子です。
うちのサイトにお見えになる年頃の方で、知らない方はほぼいないと思いますが、念のため解説。
1971年から現代まで、繰り返しTVや劇場版のアニメが作られてきた「ルパン三世」シリーズ。
そのヒロインが峰不二子。主人公のルパン三世とは仲が良いのか悪いのか、騙し騙されつつ、あやしい関係を持った女泥棒です。
アニメの登場人物はほかに、射撃の名手・次元大介、居合い斬りの達人・石川五右衛門、ルパンや不二子の宿敵・銭形警部など。ひと癖もふた癖もある魅力的なキャラばかりです。
「ルパン三世」は、漫画家モンキーパンチさんが原作を書いておられますね。
わたし、こちらは未読で御座います。






今回のシチュエーションは、ある日のホテルのバー。
夜、ひとりで顔を出した不二子に、罠を張って待っていた銭形警部が近づいてくる。
もち、周りの客は全員警官の変装。
で、不二子の隣に座った銭形が、二言三言喋った後、不二子の手首に手錠をガチャリ。
しかし、何故か不二子は余裕の表情を崩さないまま.....。
あとの展開は想像してみて下さい。






手錠とP38とわたし 愛するあなたのため 毎日磨いていたいから
射場付の家を買ってね 愛するあなたのため 凄腕でいさせて〜♪

わたしが手にしてる銃は、マルゼン社のガスガン。元ネタはカール・ワルサー社のP38。
ルパン三世に出てくる銃と言えば、もうこれしかないっす。
・実銃は1938年にドイツ軍が正式採用。WWUの主力拳銃。
・使用弾薬 9oパラベラム、装弾数 8発
・軍用の大型自動拳銃として、初めてダブルアクション機構を取り入れ、セーフティシステムも先進的だった。
・戦後、若干変更が入ったものの、ほぼ元の仕様のまま西ドイツ〜統一ドイツ軍で1990年代まで使われた。
掛け値なしに名銃と呼ぶべき存在でしょう。
P38はルパン三世の愛銃であって、峰不二子自身は専らリングガーターに挟んだちっこいハンドガンや、どっかから持ってきたサブマシンガンを使っていたイメージがありますね。
でも、ルパンからP38をぶん取って発砲するシーンもあったりするので、上の写真のようなシーンが100%嘘という訳ではないのですよ。






P38と手錠の組み合わせとなれば、ルパン三世・1stシリーズ第11話「7番目の橋が落ちるとき」を思い出さずにいられません。クライマックスでルパンが悪のボスを狙い撃つところ。
てか、第11話を意識したから、このページの写真を撮ったというか。
「だったらスライドを口で噛んで引いてるところも写真に撮らんかい!」という声が聞こえてきそうな。

はは、絶対にしませんよ。そんなことしたら、わたしの大事なP38のスライドにばっちり歯形が刻まれるでしょうし、歯を丸出しにして必死こいた顔してる女装さんなんて、超ブサイクでしょうから。

2005.3.27