このサンタ服、女性の知人から譲ってもらったもの。実際にその方が着ていたものだそうです。
わたしが女装さんであることを知った上で、お友達になってくれた唯一の女性でした。
わたしにこの服を着せたかったって....なので、撮影した写真を見せたところ、「パンパンだね」 とのことでした。特に胸のあたりが。
そりゃあ、幾らわたしが可愛いとは言え(適当につっこんどけ)、胸板の厚みを自分と同じだと思ってもらっては困ります。
でも、彼女はサンタ服以外にも色々アドバイスしてくれたし、女性視点のコメントは貴重だったし、真面目に接してくれたので、とてもとても参考になったのですよ。ありがとう、ほんとに。






去年のクリスマスのこと。会社帰りに、駅前でサンタガールに会ったのです。
「ケーキいかがですかあ。お安くなってますよ〜」
近くのコンビニの売り子さんでした。これがねえ、とっても可愛かったのですよ。
普段、ケーキなんて買わないわたしが、思わず引き寄せられそうになった程、その売り子さんは魅力的でした。






その時は先を急いでいたので、結局ケーキは買わずに電車に乗りました。でも、
「ケーキ買っとけば良かったな。ああ、買っとくべきだった。ケーキ食べたい。めっちゃ食べたい。食べなきゃ死ぬ」
となってきて、電車降りた後、スーパーでケーキ&シャンパンをGET!
寮に帰って、後輩くんに奢ってあげました。
「いつも頑張ってるねえ。ちょい抜けてるとこもあるけど。で、いつも怒られているけど、このケーキ食べて元気出すのだよ」
優しい先輩を演じたわたしは、いろんな意味で満足して自室へ戻ったのです。
次の朝、後輩くんから電話が。
「あの後、友達とはしゃいでて、なんか体調悪くなったんで、会社休みます」
殺したろかと思いました。

2003.6.14