毎日、ご主人様のために一生懸命働いているメイド=わたしには、一瞬、気が緩む時があります。
「ポチ...ポチ、おいで」
「はい、お手。いい子ねえ」
お屋敷の裏庭で飼ってる子犬が、わたしのたった一人のお友達。餌をあげている短い時間のあいだだけ、わたしは素の自分に戻ることができるのです。






なーんてこと書いてますが、わたし、別に犬飼いたい訳じゃないです。あんまし興味ないんですよ、ペットには。
昔、金魚だけは長い間飼っていたことがあったんで、可愛くて珍しい魚だったら、部屋にいてもいいかも、って思うときがあるくらいですね、たまーに。






今日も一日よく働いた。ああ、疲れた。ぺったんこと。
スカートが膨らんでいることと、わたしの上半身の厚みが相俟って、えらく丸々しく見えますね。
なんか丸いのがちょこんと座ってるぞ、という感じ。
わたしにはね、饅頭に見えるのですよ。白と黒なので、豆大福とかおはぎとか。






わたしを噛んだら、幸せな気分になれるかもよ(^-^)

2003.1.2