わたしが判断するに、これはマーメイドドレスの一つです。
上半身から膝あたりまで、身体のラインが出るようにぴたっとフィットし、膝から下は大きく末広がりになっているドレスのこと。そのシルエットがマーメイド(人魚)に見えるのが名前の由来。






このアングルだと、ドレスの特徴がよくわかるでしょう。

ううん、でもねえ、画像検索するとわかりますが、マーメイドドレスの主流はロング丈のウェディングドレスな模様。胸元や肩が露になった今時のドレスが、画面一杯に並びます。華やかさと色気がムンムン漂ってきて、わたしみたいなドレス好きは、気持ちムラムラあそこビクビクになってしまいます。
翻って、わたしのはと言うと、ミドル丈のカクテルドレス。マーメイドドレスとしては傍流ですね。
そうだな、人魚というよりも......金魚。
太短いし、お尻プリプリなんてするとランチュウみたいじゃない?






アイテム一つ追加しました。どこが変わったかわかります?






正解はグローブ。しかも長いの。
ドレスに組み合わせる小物と言えば、アクセサリやバッグがすぐに思い浮かびますが、わたし的にはグローブも優先度高しなんですよね。ドレス本体の華やかさや非日常感を、更に補完する存在というか、手の寒々しさを和らげてくれる存在というか。うまくマッチングした時の破壊力は、他のアイテムより抜きん出ていると思います。

ということで、金魚ドレス用に選んだのが写真の長手袋。
ロンググローブというのは、とてもフェチっぽくって、そういうのをはめている女性を眺めるのも、自分ではめるのもどっちも大好物なのです。ただ、撮影後の冷静な目で見ると、今回は嗜好を優先し過ぎて、ちょっとバランス崩してしまったかな〜と。
手袋自体にかなりの存在感があるので、肩や袖にそれなりのボリュームがドレスだと、主張がかち合ってしまいます。装飾多めのショートグローブの方が、このドレスには似合っていたでしょうね。
上の写真はね、日焼け防止の手袋してるオバちゃんに見えるんだよなあ(^^;






このドレスの特徴をもう一つ書いときます。

  【シャーリング :shirring】
布地を、間隔をおいて何本か縫い縮め、立体的な美しい波状の襞(ひだ)を出すこと。また、そうしたデザインをいう。これを全面にあしらった女らしいシャーリング・ブラウスや、ブルゾンやパンツのウエストにあしらうシャーリング・ウエストといったデザインが見られる(frontstyle.com Fashion Dictionaryより引用)。

つまり、わたしのドレスは、マーメイドでシャーリングなドレスという訳です。
ひだひだが上手いこと鱗に見えたりしませんか。
ますますもって金魚。写真には写ってないけど、顔もあるのでね......そう、人面金魚。
なにが言いたいかわかるっしょ。

ポーニョポニョポニョ、ポニョポニョポニョ。
わたしのことはこれから、ブリュンヒルデと呼んでください。

2002.12.30