はて、『Lingerie』のコーナーとは下着姿のコンテンツを載せるところではないのかえ?
と、疑問を持たれても致し方ないのでしょうけども、2000年3月14日に撮影した写真を俯瞰してみれば、全体を通してストーリー性があると思えましてね。当日撮影した順に、写真を並べるのも一興かと。
しっかりアウターを着たところからスタートです。






わたしはとある企業の中堅社員。今日もきっちり仕事して、一人暮らししている部屋に帰ってきたところ。






家に帰って気が抜けている筈なのに、女子大生が就活の面接を受けているような座り方をしているのはなんででしょう?
わたしにもわかりません。
仕事中に起きたことを思い返して、改善すべき点の抽出と対処法を練っているところ、とか。
うーんしかし、帰りの電車の中でぼや〜っと考えるのならまだしも、家に帰ってまでやるかね。ちょっと微妙。
このまま仕事を続けるか否かを問うほどの重大事でもあったのなら別だけどさ。
まあ、とりあえず生真面目で几帳面な性格の人なんだろね、ってことで。






堅苦しい時間は終了。仕事の塵が積もったスーツを脱いじゃいましょう。
「真面目ちゃんだと思ってたのに、そんなエロイを着ていたなんてッ!」
イメージ崩れたぁ〜という人いますかね。 世の男性の中には、女性の黒い下着姿から「色気ムンムン」だとか、「めっちゃセクシー」だとか、更には「女王様」、「悪女」などの言葉を想起する人がいるのではないでしょうか。
わたしは完全に当て嵌まります(^^;
黒とは、一般人と異なる特性を持った人や、特定の目的を持った人が着る色って感じですよね。
ところがぎっちょん。女性が黒を選ぶ理由を調べてみると、
・楽だから(汚れが目立たない)
・身体が引き締まって見えるから
・気持ちも引き締まる。安心感がある
・ちら見えしても下着と思われにくいから
・普段から着てるよ
という意見が多数でした。これは、黒い下着の捉え方に男女差があるからなのか?と思ったりしましたが、ちょっと視点を変えて、リアルわたし(男)が自分で着る下着を選ぶ場合、何色が多いかと言えば、圧倒的に黒なんです。黒のTシャツや長袖シャツだったり、黒のパンツ、黒の靴下だったり。
黒を選ぶ理由は、上に列挙したこととほぼ同じ。自分を主語にするならば、”女も男も一緒やん!”が、わたしの最終見解。
うむ、ひとつ賢くなった。
あれ、異性の黒下着姿を見て感じることに性差があるのかが、本来のお題だったかな。うむむ〜、これはどうだろ。下着選びの話より奥深そうだし、わたしの頭に詰まってるのは男脳だし。
またの機会にさせていただきます。






背後のものを見る限り、可愛いだとか女子っぽいとか言えるのが一つも無いですね。
本棚に並んでいる本も、雑に積んだ服も、その他の小物も全部。
「そりゃあ女装は好きだけど、私生活まで女性化する気はないし、撮影の度にいちいち部屋の模様替えなんてやってらんないべ」
と、諦めと開き直りが混ざった気持ちでいました。
でもですね、上の写真を見た友人から、「彼氏の部屋に来た女の子のようだ」とのコメントをいただきまして。
おお、そういう見方もあったのかーッ!と。
・この部屋は俺(リアルわたし)の部屋である
・俺はHiromiである
という前提から、この部屋はHiromiの部屋であるという演繹法的結論を導いていたわたしでしたが、見事にその固定観念を砕いてくれたのです。目から鱗がポロリンコですよ、ほんと。






彼氏の部屋ということであれば、三つ前の写真みたいに、きちんとした姿勢で座る気持ちも考えやすい。
他人の部屋だし、自分以外の誰かもいるし。少なくとも、仕事の反省点を反芻している図よりかは説得力が増しそうな。






それにしても彼氏の部屋とは生々しいな。
「ねえねえ、これから何しようとしてるのキミたち。ねえねえ?」と、わたしは聞いてみたいです。
こんなきちゃない部屋に通されても興醒めすることなく、微笑みを浮かべて楽しいひと時を過ごそうとしている女の子。
彼への一途な愛を感じますね。まさに掃き溜めに鶴。鶴の鑑です。






さて、そろそろ寝ましょうか。着替えましたよ、ネグリジェに。
偏った見方かも知れませんが、日常生活では絶滅危惧種じゃないかな〜と思うのです、ネグリジェは。
寝巻きといえば、普通はパジャマですもんね。旅館に行くと浴衣。寝巻きを総称する呼び名としてならナイトウェア。
どこにもネグリジェって出てこない。でもね、わたしは好きなんです。
わたしがネグリジェを意識し始めたのは、洋画の影響が大きかったと思います。
ちょっと古めの1950年代〜1960年代を描いた作品に、ネグリジェを着た女優さんが出ていてね。
「女の人ってこんなの着て寝るんだ」と認知すると共に、その妖艶さにがっつりハートを掴まれたのです。
わたしのネグリジェは、海外メーカーの商品を扱っているネットショップで買いました。映画で観たものとぴったり一致するデザインではありませんが、薄くて艶々な生地による包まれ感が半端ないです。
国内の大手通販サイトでもネグリジェを探したのですが、好みなデザインのは見つからず。どうも日本人向けになると、フェミニンさよりも可愛らしさが優先されるように見えますねえ。






こんなばっちりメイクしたまま寝ると肌荒れのもとになるので、本当の女性はそんなことしない。
わたしは女装さんなので、メイクだけ取ってネグリジェ着たままだと気持ち悪いことこの上ない。
というオチを考えていたのですけども。
ネットを見ていると、そのまま寝ても肌へのダメージが少ない、『すっぴん風メイク』なるものがあるとの情報が。お泊りイベントの時でも、すっぴんを見せたくない人にぴったりとのこと。
ファンデーションとルージュを軽く薄く塗るくらいかな〜と思いつつ、メイク紹介サイトを訪ねてみれば、
@化粧下地 → Aフェイスパウダー → B眉を整える → Cアイシャドー&チーク → Dリップで完成だって。
めんどくさッ!!
意識高い女子の努力には頭が下がります。

2000.3.14